子供の癇癪「小学生にもなって」と悩むママへ!対応法を伝授

子供の癇癪にお悩みの方、いらっしゃいますよね?

それが小さなうちなら

「イヤイヤ期かな?」

などと思うことはあっても、小学生にもなって・・・となると、また心配になりますよね。

 

実は我が家の長男も、7歳〜8歳の頃は本当にひどかったんです。

 

長男「ふざけるな馬鹿野郎〜!
死ね死ね死ね〜!!!」

私「何をそんなにワーワー言ってるのね?
っていうか、その言葉遣いはなんね?」

長男「うるさいデブババア〜!」

 

注意したらしただけ長男の癇癪はヒートアップ。

親である私までイライラしてきます。

下の子は癇癪なんて起こすことないのに、なんで小学生にもなってこの子はこんな調子なのかと不安になった日々もありました。

 

そこで今回は、こんな小学生の癇癪にお困りのママに向け

  • 対応法
  • 病気

などについて、我が家の体験談も踏まえ、お話ししたいと思います。

☆この記事の目次☆

子供の癇癪が小学生でも激しい!対応法は?

  • 癇癪を起こしている間、見守る
  • 一人になれる空間を用意
  • 抱きしめる
  • 原因を探る

というような対処法があります。

 

見守る

癇癪を起こしている時に、親が怒れば怒るほど癇癪がひどくなり、親のイライラも爆発し、ストレスが溜まるってことありませんか?

実は、私もそうでした。

親が怒れば怒るほど、子供もヒートアップし、おさまりがつかなくなるんです。

 

 

「どうして癇癪を起こしているのか、原因を聞いてみたら?」

なんてよく言われますが、はっきりいってヒートアップしている時にいくら声をかけたってまともな答えは返ってきません。

私は、そんな意見をくれた人にさえ「そりゃ、お宅の子が癇癪起こさないからいえるのよ。」

なんていうブラックな気持ちが起こり、家の中自体が暗くなるという最悪な事態に陥ったこともあります。

 

そこで、まずは子供が癇癪を起こしている間、怒りたい気持ちを抑え、見守ることです。

子供の癇癪

これは親も我慢が必要ですが、どんなに暴れようが、物に当たろうが何も口を出しません。

この癇癪だって子供自身疲れるため、体力を消費しきったらハアハア言って落ち着きます。

 

そして、それでもダメなら次のステップです。

一人になれる空間を用意

昭和の子供って、悪いことをして怒られたら押入れに閉じ込められるってイメージありません?

今じゃ虐待じゃなんだって問題視されますが、これって実は理に適ったことなんです。

子供の癇癪

狭い空間に一人・・・最初はそりゃ暴れることでしょう。

だけど、それでも出してもらえない・・・最初は怒りだった感情が恐怖になり、そして冷静へと落ち着いてくるのです。

 

ただし、注意点が!

  • 安全な空間であるべき
  • 必ず側から離れない
  • 外から恐怖を煽らない
  • 長時間はダメ

 

危険なものを中に置いていたらダメです。

子供に何かあったら後悔してもしきれなくなりますから、安全な空間であるべきですし、必ず子供の気配を感じるよう側にいなくてはいけません。

黙って外側から見守るだけでも違います。

そして、恐怖を煽るような言葉は一切かけず、静かに見守りましょう。

長時間は子供の体力を奪うだけなので、必ず親がついている必要があるのです。

 

もちろん、押入れじゃなくたっていい!

一人になれる空間を・・・簡易的に、ダンボールで外枠をしただけでも違いますしね。

 

我が家の場合は、自分の部屋・子供用テント・和室・トイレ・こたつの中などが癇癪を起こした際の落ち着きスポットとなりました。

 

そして、次のステップ。

抱きしめる

これが一番大切!

怒らない、放置・・・だけでは絶対ダメ。

 

落ち着きを取り戻したら、抱きしめることです。

子供の癇癪

私「落ち着いた?」

長男「・・・。」

私「小学生にもなると、色々ストレスだって溜まるよね。
ママは、○○のことがいつまでも大好きよ。」

長男「・・・。」

 

ツノが生えた鬼ママだって、子供のことが心配だから怒るのであって、見た目は鬼でも心は仏なんですよね。

原因を探る

小学生にもなって癇癪が激しい場合、小さい頃の単なるイヤイヤ期と異なり、原因を探り見極めることが重要になってきます。

こういった原因を見極めるにも、まずは落ち着いてからです。

子供の癇癪

  • 何に対して怒っているのか
  • どんな不満があるのか
  • どうして癇癪を起こしたのか

 

暴れて壊したもの、散らかしたものがあれば、それを静かに見つめながら優しく聞きましょう。

怒るのは、子供が落ち着いてからでも遅くありません。

 

「子供は、悪いことをしている時に怒らなきゃ後から怒っても意味がない。」

なんてよく聞きますが、もう小学生になっていると、そこは大体理解できます。

自分が癇癪を起こした結果、迷惑かけたことを反省させるのも、冷静に自分の行動を振り返る上で重要ですからね。

子供の癇癪

ちなみにうちは、癇癪を起こした際に物を壊した場合、子供自身に弁償をさせました。

また、ゴミ箱をぶちまけた際も私が掃除をせず、落ち着きを取り戻した子供に・・・

私「自分が暴れた場所を見てごらん。
キレイにしようか?」

冷静に周りを見回し自分のやったことを理解させ、始末をつけさせました。

 

 

ただこの時、また癇癪を起こしてしまうこともあるため、親も少しだけ手伝ってあげましょう。

 

私「派手にやったね〜。
こんだけ暴れたら発散できた?」

長男「まあね。」

私「どっちが早く片付けられるか、やっぱママかな〜?」

長男「俺やし。」

 

  1. しでかしたことを、冷静に見せる
  2. 一緒に片付ける
  3. 片付け競争をしてやる気を出させる
  4. 「やればできるやん」と褒める

 

我が家はこれで反省後悔、そしてママが見捨てなかったという安心感、やれば出来たという達成感を子供に体感してもらいました。

小さい子ならこれは難しいことかもしれませんが、小学生だと考える力も身についているはずです。

 

しかし、毎度毎度これはきつい・・・他の兄弟もいてそんな余裕もない・・・そんな時に一時的な対処法として、薬に頼るという方法もあります。

子供の癇癪!薬に頼るという方法も

子供の癇癪に効果があるといわれる薬は、

樋屋奇応丸(ひやきおうがん)

が有名です。

 

  • 夜泣き
  • かんむし
  • ひきつけ
  • 風邪
  • 小児の神経質
  • 寝冷え
  • 下痢
  • 消化不良
  • 乳吐き
  • 食欲不振
  • 胃腸虚弱

などに効果があるとされています。

 

昔からある薬で、私が子供の頃も夜泣きの際に飲まされていたそうで、母は「これにどれだけ助けられたか」と言っておりました。

この薬は心身のバランスを整える薬ですが、子供的にも「薬を飲んだからもう大丈夫」という安心感にもつながります。

 

しかし、中にはあまりにも激しい癇癪で手に負えない場合は、病気が隠れていることも・・・。

子供の癇癪に隠れた病気とは?

ズバリ、一度は誰しも耳にしたことがある・・・発達障害です。

 

発達障害は、知能の遅れや見た目の変化も伴いません。

心配な場合は、学校市町村の子育て支援窓口に相談したり、メンタルクリニックなどを受診するのもひとつの方法でしょう。

子供の癇癪

うちの子の癇癪は、外ではまったく起こさず家の中だけで、

「小学校では友達と仲良く遊び、問題ありませんよ。」

と担任の先生にいわれ安心し、結局上記の方法で今は改善しましたが・・・友達のところは実際、発達障害が見つかりました。

 

なので、ひとくくりに大丈夫よ、一時的なものよ・・・などと言えない子供の癇癪。

どうしても治らない場合は、一度相談してみると、子供だけでなく親も相談できる場所ができ「早く相談すればよかった」などということも多々あります。

最後に

ポイントをまとめます。

  • 子供が癇癪を起こした場合、癇癪を起こしている間見守る・一人になれる空間を用意・抱きしめる・原因を探る
  • 癇癪を起こして物を壊したり散らかしたりした場合、親と一緒に冷静に振り返る
  • 薬に頼ることで、安心感を得ることもできる
  • 発達障害が隠れていることもある

 

癇癪を起こすといっても、子供一人ひとり違うので、「これがいいよ」「こうすればよくなるよ」なんて方法はないので、非常に難しいですよね。

 

我が家の場合は子供が癇癪を起こすと、私もイライラするし、それを見た主人もイライラ、そして下の子は不安になるという悪循環に陥っていた時期もありました。

癇癪を起こす子供を見放すことができない!

その一心で、癇癪を抑えよう、落ち着かせようと必死だったように思います。

だけど、一人にさせる・・・これがすごく効果的でした。

暴れたければ暴れるわけで、風船が膨らみ萎むように、高ぶった感情もいずれ落ち着きます。

すると、今までの癇癪が嘘だったかのように、落ち着き甘えてくるんです。

ここで甘えさせるだけではなく、反省させることも重要でしたが、この方法を何度か繰り返すことで、私自身もすごく楽になりました。

今では、

長男「なんであの時、あんなにムシャクシャしたんやろう。」

なんて子供はいいますが、これも成長の過程だったように思います。